(株)モスフードサービス【8153】
モスバーガーを運営している会社で業界では2位に位置しています。野菜のこだわりが強く、女性を筆頭に根強いファンに支えられています。
どんな会社?
ハンバーガー専門店”モスバーガー”が看板ブランドで、約1,300店舗を展開しています。以下の店舗も運営していますが、私は一つも見たことがありません(笑
1.マザーリーフ
2.ミアクッチーナ
3.あえん
4.シェフズブイ
5.グリーングリル
また、ダスキンと資本・業務提携をしていることも有名でミスタードーナツがグループ企業になっています。
株式情報
本社は東京都新宿区に位置し、決算月は3月です。株主優待はモスバーガーやミスドでも使用できるため、利便性が高いです。配当金も併せて紹介します。
株主優待
権利確定月:3月 9月 年2回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
100株 | ¥1,000 |
300株 | ¥3,000 |
500株 | ¥5,000 |
1,000株 | ¥10,000 |
株主優待券は1枚500円券で、保有数に応じて優待額も上昇していきます。
モスカードにチャージ可能なので実質的に有効期限がありません。
以前は100株・500株・1,000株でしたが「300株」が新設されました。微妙な発表でしたので恩恵を得られた人は少ないと思います。1株単価が3,000円を超えているので株式分割などで市場の活性化を狙ってほしいものです。
モスカードへ充当
有効期限も延び、端数支払いも行えるようになります。
1,000円以上のお支払いでしたら恩恵は少ないですが、モスカードのMOSポイントに交換可能です。1円単位で使用できるのは大きなメリットです。有効期限も付与日から1年、もしくは利用日から1年なので実質的に有効期限が無くなります。
利用可能店舗は、モスバーガー全店とマザーリーフ店舗に限られます。ミスタードーナツは利用不可なので、その場合は紙の株主優待券を残しておく必要があります。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥3,265 | 2023年11月時点 |
100株 | ¥326,500 | |
株主優待 | ¥2,000 | |
配当金 | ¥2,800 | |
利回り | 1.47% |
投資金額は30万円超と高めのハードルですが、その割には株主優待や配当金は乏しく低還元銘柄です。株価は3,500円が天井ですので、そこを一気に抜けるか、レンジ幅をウロウロするか、といったところなのでその点に関しても魅力はあまりないかもしれません。純粋にモスを応援したい!という気持ちが大切ですね・・・笑
こだわりの店舗運営
根強いファンが多いと冒頭で述べましたが、ハンバーガー業界の中では特に美味しいと評判です。野菜へのこだわりが強く、バンズの代わりに野菜で包み込んだ”モスの菜摘”を展開するほどです。
野菜は国産
野菜の量も申し分なく、健康志向層から支持が得られています。全国で2,900軒の農家さんと契約し新鮮な野菜を提供してもらっています。
美味しいハンバーガーを提供するだけでなく日本の農業の活性化にも寄与しているのが素晴らしいですね。
注文を受けてから調理
ファストフード店の中では珍しく、作り置きをしない営業スタイルです。お客様から注文が入ってから調理に入りますので、レタスのシャキシャキ感はいつでも美味しい状態で食べられます。
デメリット
こだわりの反対にはデメリットも存在しています。野菜は国産で新鮮なものを使用していますが、その分コスト高になるのは否めません。更に注文を受けてから作るということは提供が遅くなります。
消費者の中には「うまい・安い・早い」を求めている方も多いのは周知の事実ですが、その中でもモスバーガーはうまいに一点特化しているのが特徴的です。
また、原価が高いためかキャンペーン展開が弱いです。背徳感の高いバーガーも展開していますが、29日限定のため男性層のシェア獲得には至っていません。
モスーバーガー
味の美味しさはハンバーガーチェーンの中でもトップクラスで、根強い人気がありますが、お値段が少々高いです。それでも美味しさを求めて定期的に購入してしまいます。
バラエティパック
ポテトLが2個、オニオンフライが2個のセット品です。
モスバーガーはセットの割安感が全くなく、クーポン利用も20円割引ぐらいと購買欲が刺激されません。
項目 | ダブルチーズバーガー | モスバーガー |
---|---|---|
セット価格 | ¥700 | ¥890 |
バーガー | ¥400 | ¥440 |
ポテト | ¥330 | ¥300 |
ドリンク | ¥240 | ¥270 |
単品合計 | ¥970 | ¥1,010 |
割引率 | 28% | 12% |
上表はマクドナルド(左側)とモスバーガー(右側)のセット価格を比較したものです。マクドナルドはバーガー+ポテトの価格よりセット価格の方が安いので、実質的にドリンクが無料で付く計算になります。
その点、モスバーガーは割引率が低いのでテイクアウト時は外すことが多いです。いっその事、バラエティパックA(ポテトL×2、オニオンフライ×2)を注文するのもオススメです。
ミスタードーナツ
ダスキンが運営しているミスタードーナツでも紙媒体であれば株主優待券が使用できます。2015年にはドーナツ戦争が起こり、各企業の熾烈な争いが勃発しました。
セブンイレブンを筆頭にコーヒーが好調だったことから、相性の良いドーナツへの新規参入が相次ぎましたが、結果は見事に惨敗。ミスタードーナツのクオリティには歯が立ちませんでした。さすがはドーナツ専門店なだけあり、ミスドに勝るものは当分出てこないでしょう。
キャラクターコラボ
株主優待を抜きにミスドのドーナツは美味しくて何度もリピートしてしまいますが、キャラクターとのコラボ商品も多くやっている戦略は見事なものです。
サンリオやスヌーピーとコラボし、マグカップ・お皿・タオル等のグッズも提供しています。中でも有名なのはポケモンなのは言うまでもありません。


こちらは2018年のコラボ商品ですが、ドーナツ・ドリンク・コースター・マグカップと魅力的なセット商品が販売されていました。
しかし、このピカチュウのドーナツが物議を醸しだしたのは懐かしいです。店舗で作るため、店員さんの腕次第で「可愛いピカチュウ」と「崩壊したピカチュウ」が誕生してしまいました。今ではもう伝説ですね 笑
ポケモン定番商品化
ピカチュウだけでなく、新商品もドンドン開発されています。
ポケモンコラボの人気は健在で、顔のパーツの安定化とイーブイやプリン、コダックも登場しました。
その他にもポケモンの可愛い仕草をモチーフとした新商品が続々と登場しています。味も美味しく、お値段もお手頃。ドーナツ業界の覇者は揺るぎません。