(株)フルッタフルッタ【2586】
アサイーブームはあっという間に去り、スーパーで見かけても高価すぎて中々手が出せない。
そんな状況のせいか、フルッタフルッタの業績は最悪な状況(゚Д゚)
債務超過が約2億円ほどあるのが恐ろしい・・・
株主優待
権利確定月:3月 9月 年2回
100株:2,000円
300株:3,000円
500株:4,000円
1,000株:5,000円
定期的にアサイーのドリンクが頂けるとはありがたいけど
不安要素として株主優待の継続がいつまでできるのか、というところ。
大赤字なので配当金も出ておらず体力の無さが・・・
利回り
1株:368円(2019年1月時点)
100株:36,800円
株主優待:4,000円
配当金:0円
4,000÷36,800=10.9%
利回りは凄まじいほど良いけど、不確定要素が強すぎて新規投資はオススメできないかな?
大赤字でも株価600円~700円を推移していたけど、分売をしてから350円前後に半値まで落ち込んでしまった。
企業の大原則として永続性があるけど、その継続企業の前提が危うい。
債務超過の解消は?
売上高は上昇し、営業利益の赤字幅は減少。当期純利益の赤字幅も減少。
前期と比べて状況は良くなっているといえ、解消まではほど遠い状況ではある。
対策としては
①JFLAホールディングスと連携
②試飲・クーポン券・ネット通販の促進
③台湾を筆頭にアジア事業への販路拡大
④大学等の研究施設と共同で機能性の研究
⑤農産物の生産確保・安定供給
⑥イベント開催で営業活動
⑦新株予約権等で債務超過の解消取り組み(平成31年3月までの解消で進行中)
といった記載が見られるけど果たしてどこまでうまくいくものか。
原価率
財務諸表を見ていると原価率が77%
平成30年4月1日~平成30年9月30日
売上高 :690,767千円
売上原価:537,127千円
卸売企業としての平均は80%と言われているから平均的ではあるけど、半期売上高が7億弱しかない。
上場している食品卸としては日本企業の中でワースト1位に入るレベル
参考:食品卸業界 : 企業一覧 : 日経会社情報DIGITAL : 日経電子版
年間で10億円ちょっとの場合、原価率が80%だと2億円しか残らない。
そこから人件費(売上の10%)1億円を差し引くともう火の車になってしまう。
やはりスケールメリットがないのが最大の弱みだね。
頼みの綱のJFLAとの連携が焦点になりそうだけど、そのJFLAの業績が芳しくないってのが・・・!!
後はAmazon等での売上が伸びくれることを望むとしよう・・・。