【6406】フジテック　株主優待が届きました。

フジテックから株主優待が届きました。

フジテック（株）【6406】

エレベータ・エスカレータの昇降機専業の大手メーカーです。日本国内のみならず、シンガポールや香港などのアジア事業でも大きなシェアを獲得しています。

関西発祥で発祥したエレベータ・エスカレータ専業メーカーであり、商業施設・駅・公共施設に多く整備しています。どちらの部門も国内TOP5に入るシェアを誇っているので、多くの方が利用されている設備です。

参考までに、国内TOP3に入るのは三菱電機・日立製作所・東芝となっており、この3社で市場の7割を占めています。フジテックなどの上位5社を含めると全体のシェアは9割以上となるので寡占市場です。新規参入がとても難しい分野になることから、安定的な既存利益が望めるといった見方もできると思います。

なお、フジテック（FUJITEC）と富士通（FUJITSU）のロゴ（赤文字・アルファベット表記）が似ていますが、グループ関連会社でもなく、どちらも独立した企業となっています。

本社は滋賀県彦根市に位置し、決算月は3月です。東京本社も構え東京都港区の一等地に構えています。配当金および株主優待がそれぞれ出ていますので、合わせて見ていきましょう。

権利確定月：3月　年1回

株主優待の区分は細かく分かれていますが、100株権利はありませんのでご注意ください。200株から100株単位で優待額が上昇していきますが、600株が一番利回りが高くなります。特に300株以降は+5,000円ずつ上昇するので、大きな株主還元が望めます。

株主優待の内容は「プレミアム優待倶楽部」なので、多くの企業が参入を撤退を繰り返しているサービスです。今後も継続的に優待が実施されるのか判断が難しいところですが、恒例の長期保有特典も準備されています。2年以上だと1.1倍に、5年以上だと約1.25倍のポイントが贈呈されます。

また、プレミアム優待倶楽部を通して議決権行使を行うと500ポイントが頂ける特典も用意されています。

株価は2020年の1,500円から右肩上がり続きで上昇トレンドに入っています。配当金も毎年増配を実施しているので、今後も期待したいところです。

なお、株主優待の最大利回りである600株の投資金額は約220万円と高額になります。年間のリターンは70,000円と総利回り3.1％と可もなく不可もなくといった水準です。配当金単体では約2.0％となっています。

株の植え方。