株の植え方。

運用スタイルは中長期です。株の成長・収穫の過程をお届けします。

【2811】カゴメ 株主優待が届きました。

スポンサーリンク

カゴメから株主優待が届きました。

カゴメ(株)【2811】

誰もが知るトマト企業です。国民の半数以上がケチャップと言えばカゴメと答えるぐらいのブランドです。今後も安定な企業としてトップ企業の地位を維持していただきたいものです。

どんな企業?

日本で最初にトマトを栽培した会社で有名です。トマト自体は西洋野菜として輸入されていましたが、栽培という意味ではカゴメが日本初です。一番最初に取り組んだ企業はブランド力の確立が安定的で、先駆者ならではの特権です。

沿革

簡単に沿革を見ていきましょう。

1899年:日本初のトマト栽培を行う。

1903年:トマトソースの製造に着手。

1908年:トマトケチャップの製造に着手。

1933年:トマトジュースを発売。

1966年:世界初、プラスチックチューブのケチャップを発売。

1973年:野菜ジュースを発売。

1995年:野菜生活100を発売。

ケチャップシェア

代表ブランドであるカゴメのケチャップの国内シェアは以下のとおりです。先駆者であるKAGOMEブランドは半数以上のシェアを獲得しています。

メーカー 割合
カゴメ 61%
キッコーマン 30%
ハインツ 3%

株式情報

本社は愛知県名古屋市に位置し、決算月は12月です。

株主優待は自社選定商品がいただけます。配当金も食品メーカーならではの安定性がありますので、それぞれを紹介します。

株主優待

権利確定月:6月 年1回

保有数 株主優待
100株 ¥2,000
1,000株 ¥6,000

半年以上の継続保有が条件で権利区分は2つです。長期保有特典(2019年に新設)も用意されていますが、適用条件が10年以上と非常に厳しいです。

株主優待 カゴメ 10年記念

(参考:株主10年記念品|カゴメ株式会社

10年保有した場合に頂ける物が上図のグラスで1回限りの贈呈です。カゴメは長期保有の個人投資家が多い傾向ですが10年となると中々・・・。

なお、株主優待の権利確定は年2回→1回に変更されました。株主数が17万人を超えていますので、配送コスト削減を図っているものだと思われます。大口割引があるのかもしれませんが概算計算で1億3,600万円の支出です。

(計算式:170,000人×800円=1億3,600万円)

年2回の楽しみは無くなりましたが、年間の株主優待の金額は変わりませんので利回りの影響はありません。

2023年権利分の優待品です。
2022年権利分の優待品です。
各権利分の到着した贈呈品です。
ケチャップ系もあれば、飲み物のみの時もありました。

こちらは2023年と2022年の権利分で頂いた優待品です。昔はトマトケチャップが定番品でしたが、最近は飲み物が主流になっています。

利回り

項目 金額 備考
1株

¥3,065

2023年10月時点
100株 ¥306,500  
株主優待 ¥2,000  
配当金 ¥3,800  
利回り 1.89%  

大手食料品メーカーは低利回りが多く1%~2%程度となっています。食品メーカーの特徴として、景気に左右されず業績が安定する傾向にあるので利回り重視ではなくリスクヘッジの面が大きいです。

株価はコロナにより一時期2,000円まで株価が下落しましたが、わずか半年の期間で約2倍となる3,800円まで上昇しました。その後は下降トレンドに突入し現在は3,000円前後を推移していますが、2,700円を下回る場合は注意が必要です。

元本リスクはありますが、カゴメほどの大手企業かつ食品メーカーの安定銘柄であれば、銀行に預けるより投資対象とした方が効率的な資産運用が望めそうです。