(株)大庄【9979】
居酒屋を運営している大手企業で筆頭ブランドは「庄や」です。その他にも多くのブランドを展開しており、その中の一つに満天酒場があります。
株主優待
親会社である大庄の株主優待等の情報は以下の記事をご参照ください。
満天酒場
「毎日来られる、気軽に飲める。」をコンセプトとした居酒屋で内装は昭和レトロです。焼き鳥が1本110円~と非常にお安い価格帯です。安かろう、悪かろうでは意味がありませんが、味もとても美味しくて非常にコスパの良い大衆酒場です。
店内
こちらは三軒茶屋店の店内状況です。ランチ帯の12時を過ぎると8割以上の席が埋まるほど大繁盛していました。昭和レトロな空間ではありますが、清掃は行き届いており非常にキレイです。テーブルや床のベタベタ感もなく、メニュー表も清拭されてスタッフさんの制服も汚れておらず清潔感は大満足です。
お座敷タイプも用意されていて居心地がとても良さそうで、何よりキレイなお部屋なのがとても良いポイントです。
子連れ対応
夜の居酒屋は無理でも、お昼の居酒屋であれば子連れでも気軽に入れます。席はお座敷に通してくれ、ベビー用の食器(お皿・スプーン・フォーク)も用意してくれました。赤ちゃん用のお食事はありませんので、離乳食を持ち込んで一緒にご飯を食べられる体制が整っています。
メニュー表
2023年1月時点の一部抜粋メニュー価格の対比表は以下のとおりですが、物価上昇の波は取りません。2023年1月に17%~32%の値上がりが行われましたが、それ以後も価格改定が相次いでいます。
メニュー | 改定後 | 改定前 | 値上がり幅 |
---|---|---|---|
日替わり定食 | ¥900 | ¥770 | 17% |
豚バラ生姜焼き定食 | ¥900 | ¥680 | 32% |
海鮮ミックスフライ定食 | ¥1,200 | ¥950 | 26% |
以前までは600円台で食べられるハイコスパのランチでしたが、流石に値上がり幅が高すぎて一般的なランチになりました。基本的に居酒屋ランチはお得感が強いのがウリですが、収益的に赤字としか思えませんので仕方ありませんね。それでも客足は途絶えず、満席に近い状態なのは、ご飯が美味しい何よりの証拠です。
満天bigメンチカツ定食
「メンチカツは揚げるのに7分程度かかります。」と事前承諾がありました。こういうやりとりは他店舗でもよく耳にしますが、7分程度でこの料理が出てくるという日本のサービス精神の高さに改めて感動します。
メンチカツはサックサクに揚げられて、具材のお肉もとても美味しいです。ソースは別途で提供されて、お好みの量をかけられますが、欲を言うとからしが付いてくれると嬉しかったです。お味噌汁は自家製で具材がしっかりとしており、とても美味しかったです。
鶏唐揚げ定食
当時の価格ですが、鶏唐揚げ定食は+20円で南蛮タルタルを追加しました。タルタル付でも税込700円とは思えないクオリティです。追加トッピングのメニューを設けるだけあって相性抜群で、ヤンニョムチキンやネギ塩だれも注文したくなります。更に冷奴もセットなのですからコスパの高さは群を抜いています。
もつ煮定食
満天酒場のランチでは王道メニューのもつ煮定食です。コロッケと冷奴がセットで付いてくるので、満足感はとても高いです。ただ、もつ煮で味噌を食べているのに、味噌汁が付いてくるのが不思議です・・・笑
味噌汁を無くしてもつ煮を少しだけ増やせば良さそうなんですけどね。
海鮮ミックスフライ定食
海老フライ2本、アジフライ、カニクリームコロッケが頂けますが、今回の海老フライは中身がスカスカで残念でした。お目当てのカニクリームコロッケは美味しかったので満足できました。
テイクアウト
公式サイトにはテイクアウト可と書かれていますが、テイクアウトメニューはどこに見当たらなかったので、電話してみると「全ての商品がテイクアウト可能なので、専用のメニュー表は用意していません。」とのことでした。
それでは!とお店に来店し注文しましたが、もちろん電話注文も可能です。店頭注文でも10分もかからずに提供されましたので、気軽に利用できると思います。
日替わりランチAセット
日替わりランチのAセット(肉定食)をテイクアウトしてきました。店内飲食では、税込770円でしたが、テイクアウト時はお味噌汁などの付け合わせがなくなるため、税込600円まで割引されました。(2022年当時)
三茶ランチ
日替わりセット以外にも店舗限定のランチメニューも用意されていました。チェーン店ではありますが、店舗で独自の営業努力が認められているのは組織の良さが感じられますね。
各メニュー価格は上昇しているところ、三茶ランチだけはお値段据え置きのまま頑張ってくれています。冷奴などの一品メニューが無くなってしますが、なくても十二分なボリュームです。
白ご飯は大盛(無料)にしたところ、お腹パンパンになるほどの大ボリュームでした。タルタルも付いており、揚げたてサクサクの揚げ物は逸品です。このクオリティで数年間もお値段据え置きで努力されているのは素晴らしいですね。
三茶ランチもテイクアウト可能だったので、頂いてきました。お味噌汁は無くなると思いきや全セットで提供されました。そのためお値段は税込770円でしたが、容器代で利益を圧迫するのでは・・・?と思う次第です。
エビフライ2本にアジフライ1枚と贅沢な品数で、お家で食べても衣はサクサクの状態で非常に美味しく頂けました。満天酒場もそうですが、大庄系列の居酒屋ランチはクオリティが本当に高くてありがたいです。個人的には容器代が負担になることから、お値段は据置きでメイン料理+白いご飯だけで良さそうな気がしますが・・・。
居酒屋利用も
ランチで出てくる料理のクオリティが良かったので、夜のおつまみメニューも大いに期待ができます。
お酒のラインナップも豊富で、ビールはサッポロ黒ラベルで「筋トレ」生ビールの1リットル(税込880円)が用意されています。ハイボールやレモンサワー、果実サワーなどが30種類以上あり、サワー系は390円~とこちらもお求めやすい価格帯です。
日本酒は、浦霞・八海山・榮川・真澄・獺祭といった銘酒を取り揃えていますので、お酒好きの方にはたまりませんね。下町の定番ホッピーや、ソフトドリンク(280円)も用意されています。
三軒茶屋はお洒落な居酒屋もレトロな居酒屋も多いので、お店選びに困ってしまいますが、値上げしても大衆チェーン店ならではのコスパの良さは健在です。大学生はもちろんのこと社会人の憩いの場として最適な空間とお酒、お食事が頂けますので、お店選びの候補の一つにオススメです。