ニチバン(株)【4218】
セロテープで有名な企業ですが、鎮痛剤のロイヒ、絆創膏のケアリーヴも品質が高く人気の商品です。
「貼る」といった技術は群を抜いています。
どんな会社?
1918年に歌橋製薬所として創業し、絆創膏や軟膏の製品を販売していました。
元々はセロテープの販売はしていませんでしたが、1947年のGHQ統治下の時にセロテープを作れないか?と打診があったのがきっかけです。
それ以前はアメリカから輸入していたようですが、輸入が遅れ手紙を封入する手段がなくなり困り果てていたところ、粘着技術に定評があるニチバン(当時は日絆工業株式会社)に声がかかった、という経緯です。
今ではその粘着技術で、文具用のセロテープ・両面テープや医療用のテーピング・絆創膏などの製品を研究・開発・販売しています。
株式情報
株主優待は自社選定商品が頂けます。
配当金も出ていますので、それぞれを併せて見ていきます。
株主優待
権利確定月:9月 年1回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
100株 | ¥3,000 |
区分は100株のみで、絆創膏や医療用テーピングが頂けます。購入すると結構な出費になりますから、定期的に3,000円分の商品が頂けるのは非常に助かっています。
ケアリーヴは品質の高さ・容量の多さで家庭の救急箱に常備されている方が多いかと思います。
キズパワーパッドのバンドエイドも優秀ですけどね。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
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1株 | ¥1,651 | 2020年12月時点 |
100株 | ¥165,100 | |
株主優待 | ¥3,000 | |
配当金 | ¥3,000 | |
利回り | 3.63% |
総利回りは約3.5%とまずまずの数字です。
株価は一時期に比べてしまったら大幅に下がってはいますが、2017年-2018年のバブル期のような上がり方でしたから、今の水準が正当なのかもしれません。
どのような社会情勢でも絆創膏や医療用テープは必需品のため、売上高は一定水準を確保していますが、営業利益・当期純利益はここ数年右肩下がりです。どこで反発するのか見極めるのが重要ですね。
株主優待品
冒頭の写真と同じになりますが
医療系の絆創膏・テープは定番品で、文具のセロテープ・マスキングテープもありがたいですね。
文房具を含めた7個なのに3,000円?と思うかもしれませんが、テーピングだけで1,000円以上しますし、ケアリーヴの2箱で約1,000円です。
そんなに頻繁にお世話になる商品ではありませんが、ドラッグストア等で購入せずに1年に1回新しい物が頂けるというのは小さな小さな幸せです。