【5186】ニッタ　適時開示情報（株主優待）

ニッタから株主優待の改悪の通知が発出されました。

ニッタ（株）【5186】

2022年11月4日付で株主優待の改悪の通知が発出されました。100株の株主の影響が大きいので、買い増し等の判断が必要になりました。

ゴム製品を手掛けているNITTAですが、残念ながら株主優待の改悪が発表されました。変更前後の比較表を以下にまとめました。

金額で示していますが、自社グループ製品（1,200円）と北海道の特産物（3,000円）が条件によって振分けされます。

今回の改悪によって、100株の3年未満は株主優待が無くなりました。3年以上保有しても4,200円→1,200円と70％の減額です。同等の株主優待を得るためには新設された200株まで買い増しをする必要があります。

頂ける株主優待品の一例です。自社グループ商品はバターが頂け、ニッタが手掛ける新田牧場で絞った生乳を乳業メーカー（よつ葉乳業）に加工してもらっています。一般流通はしていないようで、希少性が高いです。

北海道の特産物としては、チーズ工房NEEDSが手掛ける「大地のほっぺ」や「NEEDS」の製品が頂け、こちらも新田牧場の牛乳が用いられています。このチーズは人気のある製品なのでご存じの方は多いかもしれませんね。

株主優待が改悪後の利回り表ですが、配当金の利回りは約3.4％と高還元で、総利回りは約3.8％と中々の数字を誇っています。参考に改悪前は4.9％でしたので1％の利回り減少となっています。

株価は2,500円～2,900円のレンジ幅で推移していますが、財務体質は格段に良いです。自己資本比率は80％を超えて、純有利子負債はマイナスと盤石の体力を持つド安定の企業です。

事業内容は工業ベルトのパイオニア的存在で、半導体の分野にも事業拡大を行っており、いずれにしても高いシェアを誇っている優良企業ですので、今後もこの体制が崩れることは考えにくいです。

株主優待は改悪されてしまいましたが、株主優待に重きを置いている企業ではありませんので、多少の下落はあるにせよ大勢に影響は無いと思われます。株主優待コストが減った分を増配に向けてくれると一気に活気づくと思いますけどね。

株の植え方。