株の植え方。

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【1419】タマホーム 株主優待が届きました。

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タマホームから株主優待が届きました。

タマホーム(株)【1419】

注文住宅会社の中でもローコストを売りにしている企業です。戸建分譲住宅などにも範囲を広げて営業展開しています。

どんな会社?

「Happy Life Happy Home TamaHome♪」というCMを大々的に流しているのでほとんど方がご存じかと思います。当広告には著名なアーティストを起用するケースが多くイメージ戦略の向上に勤しんでいます。

このようなイメージ戦略の向上を狙っているのに、コロナ問題で一時期社会を賑わせました。SNSでタマホームの社長が「ワクチン接種禁止」及び「接種したものは無期限の自宅待機(無給)、懲戒免職もありうる」といった内容が流れてしまいました。

また、社内文書も週刊文集に流れてしまい、タマホームに不快感を持った方も多いことでしょう。そもそも労働基準法違反になるような内容です。会社は当然火消しに走りましたが、事の発端の社長は表に出てこず良いイメージを持つのは難しくなってしまいました。

注文住宅

事業の方に移りますが、主力は注文住宅でローコストを強みに展開しています。

ローコストとは、建物の費用が1,000万円台のことを指します。ここまで安い建築費に出来るのはスケールメリットはもちろんのこと、徹底した規格の統一が必要となります。

にもかかわらず注文住宅で人々のマイホームの夢を叶えているのですから、企業努力は凄まじいものだと思います。ただ、それで欠陥住宅になってしまったら意味もありませんが、これほどの大手企業で施工実績があればある程度は安心できそうです。

エリア

首都圏郊外と地方を中心に展開しています。都心のモデルハウスは、客層が異なりすぎているためタマホームは見かけません。

郊外や地方のお手頃価格の土地に、お手頃価格の住宅を展開するのを軸として営業しています。土地が広く、土地の形が良ければ建築の自由度は増しますし、設計もやりやすく低コストで建築することが可能となります。ローコストならではの戦略です。

都心に入ると、どうしても土地が狭くなり3階建て住宅も主流になってきているため、どうあがいてもローコストでの実現は困難となります。土地も6,000万円以上、建物も3,000万円以上、その他諸経費等を色々と含めると1億円はかかりますので、ローコスト住宅の戦場としては不向きです。

株式情報

本社は東京都港区に位置しており、決算月は5月です。

建設業ならではの高配当と、株主優待も実施していますので、それぞれを見ていきましょう。

株主優待

権利確定月:5月 11月 年2回

保有数 3年未満 3年以上
100株 ¥500 ¥1,000

権利区分は100株のみですが、長期保有特典があり500円分が加わります。頂けるのはクオカードで使い勝手が良い人気の株主優待です。

タマホームのクオカードです。その年の広告塔の著名人の写真が載っています。

タマホームのクオカードです。
その年の広告塔の著名人の写真が載っています。

写真は定期的に変更され、広告塔の著名人の写真が使われることが多いです。2022年権利時はマツケンサンバの松平健さんですが、注文住宅との兼ね合いがあまり分かりません・・・笑

利回り

項目 金額 備考
1株 ¥3,205 2023年2月時点
100株 ¥320,500  
株主優待 ¥2,000  
配当金 ¥17,000  
利回り 5.59%  

利回りは約5.6%と魅力的な数値で、株主優待はおまけ感が強めです。一番の魅力は5%を超える配当利回りです。直近では増配が続き、今年は25周年ということもあり記念配当(1株35円)が追加されるので、1株170円と大盤振る舞いな配当金となっています。

次回以降は1株135円と配当利回りは少し下がってしまいますが、それでも十二分に高還元な銘柄です。

株価は大暴騰しており、天井付近の3,200円にまで到達しました。ここを抜け切ると更に上を目指した水準が期待できそうです。

今後の動向

建築業界のウッドショックは落ち着きを取り戻したようですが、全体的な物価高はまだまだ続く見通しです。ローコスト住宅として展開しているわけですが、企業独自の物流ルートや仕入れの最適化を更に行い1,000万円台の住宅を供給し続けられるのか気になるところです。