株の植え方。

運用スタイルは中長期です。株の成長・収穫の過程をお届けします。

【7422】東邦レマック 株主優待と高配当金が届きました。

スポンサーリンク

東邦レマックから株主優待が届きました。

東邦レマック(株)【7422】

婦人・紳士靴の量販店向けの卸業者で、直近10年の業績は下落傾向です。従業員持株会が大株主となっていますが、残念ながら士気が上がるような経営状況ではありません。

どんな会社?

レディース商品が主力でケミカルシューズには定評があります。

ケミカルシューズとは、底がゴムで甲の部分にナイロン等の化学合成品を用いた物で女性用のパンプスが多く、主な取引先は下表のとおりです。

会社名 運営ブランド
チヨダ 東京靴流通センター
ジーフット Asbee

残念なことに3社とも業績は下落傾向で上昇の兆しが今のところ見えてきません。ジョギング・ウォーキングは不動の人気ですが、ナイキやアディダス、ニューバランス、アシックスあたりを選んでしまう層が多いのでしょう。スポーツ・ファッションの兼用ができる靴のほうに興味が行くのは至極当然かと思います。

株式情報

本社は東京都文京区に位置し、決算月は12月です。2022年までは株主優待としてクオカードが頂けていましたが、2023年からは割引券に変更されました。配当金は魅力的な金額が頂けますので、それぞれをご紹介します。

株主優待

権利確定月:6月 12月 年2回

保有数 6月 12月
100株 - 30%割引券
300株 40%割引券

2022年まではクオカードが頂けていましたが、残念ながら割引券に改悪されてしまいました。

2023年からは30%割引券が贈呈されるようになりました。 ただ有名ブランドはないため、魅力度は低いです。

2023年からは30%割引券が贈呈されるようになりました。
ただ有名ブランドはないため、魅力度は低いです。

今回から切り替わった割引券は、フィットパートナー公式ストアで使用可能です。有効期限は短く3ヶ月間のみです。

クオカード(廃止済)

2022年まではクオカードが頂けていました。100株で1,000円分でした。

2022年まではクオカードが頂けていました。
100株で1,000円分でした。

100株の6月権利は、1,000円分のクオカードで重宝していました。業績は一向に改善しないことから株主優待の改悪が実施されました。

自社商品(廃止済)

2017年までは自社商品のシューズが贈呈されていました。レディース、メンズからカタログ形式の選択でした。

2017年までは自社商品のシューズが贈呈されていました。
レディース、メンズからカタログ形式の選択でした。

クオカードの前は、靴の卸業者らしくシューズが贈呈されていました。シューズが頂けるという珍しい株主優待でしたが、配送コストも嵩むことからクオカードに切り替わってしまった経緯があります。

利回り

項目 金額 備考
1株 ¥4,240 2024年3月時点
100株 ¥424,000  
株主優待 ¥0  
配当金 ¥10,600  
利回り 2.50%  

株主優待は割引券に変更のため、0円と仮定しています。一番の株主還元は配当金で、半期で約53円(年間106円)と配当利回りが約2.5%と魅力的な数値です。

配当金の通知書です。業績に関わらず安定した配当金が出ています。

配当金の通知書です。
業績に関わらず安定した配当金が出ています。

業績は低迷を続けていますが無配に転落していません。配当金が出る理由は、大株主に従業員の持株会が入っていることが挙げられます。配当金は従業員に対する”賞与”という位置付けになるため、会社として無配にするのは至難です。ただ、一般の投資家もその恩恵を受けられるわけですから、安定的に高配当が望める銘柄という見方も出来ます。

従業員のために配当金を出し続け、赤字が拡大し倒産となってしまったら元も子もありませんが、体力がどこまで持つのか判断の見極めは重要です。