東ソー(株)【4042】
総合化学メーカーで、日経平均株価の構成銘柄の一つとなっているほどの大企業です。
どんな会社?
「明日のしあわせを化学する」というキャッチフレーズを掲げており、クロル・アルカリ、石油化学、機能製品の3事業を柱として展開しています。
クロル・アルカリ
塩の電気分解により、苛性ソーダや塩素、水素を生成しており、その希望は国内最大級です。塩ビ樹脂や殺菌・漂白などに使われ、社会生活に無くてはならない製品の一つです。
塩からあらゆるものが生み出されており、無限の可能性を秘めています。
石油化学
エチレン、ポリエチレンなどを手掛けており、医療分野から自動車分野まで幅広く使用されています。高付加価値化として半導体向けのラインナップも展開しています。
機能製品
医療分野の検査機器や試薬の開発・製造・販売まで行っています。歯科材料のジルコニアの高機能材料にも取り組んでおり、研究開発が盛んに行われています。
株式情報
本社は東京都港区に位置し、決算月は3月です。株主優待は実施されていませんが配当金がとても魅力です。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,631 | 2022年12月時点 |
100株 | ¥163,100 | |
株主優待 | ¥0 | |
配当金 | ¥8,000 | |
利回り | 4.90% |
配当金は中間と期末の2回に分かれていますが、2022年はそれぞれ40円の予想となっています。そのため、年間で8,000円が頂け配当利回りや約4.9%と魅力的な数字を叩き出しています。
配当金はコロナというイレギュラー自体でさえも減配せずに1株56円の配当金を出し続けて、2021年からは80円まで増配を実施しています。株主還元への姿勢が鮮明です。
財務状況などの決算データも非の打ちどころがない数字で、株価は1,400円~2,000円のレンジ幅となっていますが、3,000円台の壁が高く突破口を見出すのは難しそうです。
高配当銘柄ではありますので、末永く長期保有目的で検討されるのがオススメです。