(株)ヴィレッジヴァンガードコーポレーション【2769】
遊べる本屋さんとして一躍有名になったヴィレヴァンですが、急成長を遂げた故か飽きられたのか、業績は芳しくありません。
どんな会社?
店員さんの手書きポップで秀逸で人気を博しメディアにも度々取り上げられていました。
こういう感じのポップが店内の至る所につけられています。
そして、販売されている商品も誰が欲しいの?と思ってしまう物が多く、遊び感覚での買い物は楽しいかもしれません。
ベースは本屋さん。その空間を楽しくしようと色々と陳列を工夫・融合した結果のヴィレヴァン特有の空間になっています。
ただ、本当にどうしようもない商品も多く棚卸し負債が財務諸表に打撃を与えている面もあるのは見過ごせないでしょう。
在庫整理には新年の福袋で一気に行っているような印象も見受けられますが、市場での評価はごみ袋と揶揄されているのも確かです。
面白がってYouTubeなどにアップする方もいらっしゃいますが、このスタンスのまま数年後・十数年後まで生き残っていられるのかな・・・?と心配になります。
株式情報
業績が回復するのか分かりませんが、株主優待は提供され配当金も出ています。
詳細については以下のとおり、まとめています。
株主優待
権利確定月:11月 年1回
保有数 | 1年未満 | 1年以上 | 2年以上 |
---|---|---|---|
100株 | ¥10,000 | ¥11,000 | ¥12,000 |
100株のみになり、保有年数時に応じて贈呈額も上昇していきます。
株主優待券はそのまま使えるわけではなく半額割引券となります。
割引券は1枚1,000円で2,000円のお会計に対して1枚使用することが出来ます。
Tシャツ・バッグ、食べ物系も販売しているので使い道は多いのですが、本屋さんですから書籍が半額になるのは魅力的に思います。
コミックを大人買いするケースでも活躍しますからね。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,004 | 2020年2月時点 |
100株 | ¥100,400 | |
株主優待 | ¥12,000 | 2年以上保有 |
配当金 | ¥1,400 | |
利回り | 13.35% |
業績が悪いだけのことあって、利回りは恐ろしく高いです。
配当金も約1.4%ではありますが、しっかりと出しているのは好感が持てます。
あとは業績が上向いてくれるのを期待するしかありません。
使用できない店舗
「HOME COMING」および「こことや」は株主優待券の割引券が使用できません。
こことやは近隣にあり、地方の珍しい食品関係を取り扱っていたので楽しかったのですが、適用外になってしまい少々残念です。
飲食事業を切り離したことによって、体制が変更されたわけですがヴィレッジヴァンガードダイナーのハンバーガー屋さんでは引き続き使用できます。
ただし、かなりの勢いで閉店していますので、使いたくても店がない。という現象に陥りそうな気がします・・・笑
財務諸表
売上高は年々右肩下がりで、2015年の赤字は凄まじかったです。
徐々に持ち直してきており、約2億円の黒字を辛うじてキープしている状況です。
2019年期の第一四半期のデータもIRに公告されていますが、正直パッとしない数字でした。
本屋さんとして新しいスタイルの確立に挑戦しているのは非常に評価できますし、個人的に書籍が安く手に入るのは嬉しく思うので継続保有には変わりませんが
もう少し安心して見ていられるような業績になってくれると嬉しいんですけどね。
お宝発掘セール
株主優待券と同時にお宝発掘セールの入場券も頂けます。
エリア | 日程 | 備考 |
---|---|---|
東京 | 2020/3/25 | 新型コロナウイルスにより中止 |
2020/3/26 | ||
名古屋 | 2020/4/25 | 開催予定(2020年3月時点) |
20204/26 |
毎年2エリアの土日に開催される割引セールです。
基本的に70%OFFで特設会場では90%OFFと大盤振る舞いのセールですが、在庫処分セールの中にも「おや?」と思う商品もあるのでお宝さがし感覚で楽しむの一興です。
ただ、かなりの混雑で結構疲れますし、会場が五反田駅から徒歩10分のTOC五反田メッセなので地味に徒歩が長いです 笑
2018年に実際にお宝発掘セールに行った際の記事は以下のとおりです。
株主優待 ヴィレッジヴァンガード お宝発掘セール(2018年)
株主優待でお買物
メインは本屋さんですが雑貨や食料品等、多くの商品を取り扱っています。
買い物については以下の記事にまとめてあります。