(株)JFLAホールディングス【3069】
M&Aを積極的に行っている会社で、牛角を運営していることで有名です。
子会社ののれんが重くのしかかっていますが、シナジー効果も期待できることから今後の成長に期待しています。
どんな会社?
2018年にアスラポート・ダイニングからJFLAホールディングスに商号を変更しています。
1995年に設立してからM&Aを活発に行い子会社が多くなってきたことからホールディングス化を遂げていますが、このようなこの動きは業界の中では一般的になりましたね。
牛角をFC運営している以外にも、とり鉄やタコベルも展開しています。
以前までよく利用していたのはMOMI&TOY'Sでとろけるクレープを注文していましたが、株主優待が500円券ではなく1,000円券になってしまったため、食品を頼むように切り替えました。
株式情報
株主優待はカタログ品から選択する仕様でお食事券も頂くことができます。
優待と配当金などの詳細は以下のとおりになります。
株主優待
権利確定月:3月 9月 年2回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
500株 | ¥3,000 |
1,000株 | ¥6,000 |
2,000株 | ¥15,000 |
カタログ品は84種類あり、お肉・お米・パン・デザート・アルコールと楽しく選ぶことが出来ます。
2018年3月31日付で株主優待が拡充され、2,000株の項目が新設されました。利回りが一番高くなる保有数です。
IRでは高級食材や高級レストランの商品券を選択できるようになると通知されていましたが、高級レストランの商品券は見当たりませんね・・・笑
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥362 | 2020年8月時点 |
500株 | ¥181,000 | |
株主優待 | ¥6,000 | |
配当金 | ¥2,000 | |
利回り | 4.42% |
権利が得られるのは500株からですのでご注意ください。
総利回りは約4.4%と普通の部類でしょうか。2,000株を保有した場合は5.25%まで上昇しますので魅力的ではありますが、投資額が約70万円と高めになってしまいます。
それでも年間30,000円分のお食事券・食料品がいただけるのは助かりますけどね。
新潟県産コシヒカリ5kgが3,000円の設定なのでレートは良い方だと思います。
なお、例年通りであれば1株4円の配当金が出ていましたが、今期の予想は0円が濃厚です。
財務諸表
M&Aを積極的に行い、売上高は飛躍的に上昇しているのが上図から分かります。
その反面、当期純利益は芳しくなく営業利益は辛うじて黒字を維持するものの、2018年度の当期純利益は赤字へと転落いたしました。2019年度もV字回復は望めないだろう、という予想で赤字が見込まれていました。しかし、一転して大幅黒字と立ち直っています。
この理由としては、フランチャイズ事業として焼肉の牛角を運営していたものを株式会社レインズインターナショナルへ事業譲渡しました。
その譲渡益が56億円と計上されているため、赤字予想から黒字へ転換しました。
2020年度はコロナ禍の中で牛角の売上も見込めませんので、どのような数字に跳ね返るのか注視しておく必要がありますね。
なお、冒頭に「のれん」の負担が大きいと記載しましたが、5億9,000万円の「のれん償却」を計上しており足を引っ張っていました。
しかし、今回の牛角譲渡により一部ののれんが解消し、3億5,000万円の計上に削減されています。のれんを爆発させた某企業に比べれば健全ですので、これからの業績に期待です。
なお、のれんについては以下の記事でまとめてありますので、ご興味がある方はご覧ください。
これまでの株主優待たち
これまで頂いたことのあるJFLAホールディングスの株主優待は以下の記事にまとめてあります。