日本製鉄(株)【5401】
粗鋼生産は国内トップに君臨し、全世界でも4位という素晴らしい地位を確立しています。
どんな会社?
新日本製鉄・住友金属・日鉄日新製鋼の3社が合弁して誕生した企業で、事業規模の大きさは果てしないレベルに達しています。
高級鋼板などの高品質な鉄は世界中から求められるほどで、日本の技術力の高さを牽引しています。鉄なのに軟らかく強いという二律背反を克服した製品など、自動車やインフラ、家電などに幅広く使用されている製品と技術を提供しています。
株式情報
本社は東京都千代田区に位置し、決算月は3月です。株主優待も実施されており、工場見学等(抽選制)が用意されています。日本製鉄の魅力は何と言っても配当金ですので、紹介していきます。
株主優待
権利確定月:3月 9月 年2回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
1,000株 | 製鉄所の工場見学 |
5,000株 | 鹿島アントラーズ観戦、紀尾井ホール演奏会 |
1,000株と5,000株は、工場見学やサッカー観戦などの”抽選”の権利が得られます。日本屈指のメーカーの工場見学できるので貴重な体験です。一度は行ってみたいと思いつつも1,000株は中々手が出せません。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥3,349 | 2023年8月時点 |
100株 | ¥334,900 | |
株主優待 | ¥0 | |
配当金 | ¥15,000 | |
利回り | 4.48% |
株主優待は”体験”なので金額としての価値は0円としていますが、魅力の高さは配当金です。中間配当と期末配当が出ており、2023年期はそれぞれ75円以上の予想となっています。配当性向は30%方針なので利益が増えれば配当金も上昇しますが、現時点では配当利回りは約4.4%と高配当銘柄です。
2022年期は1株70円予想でしたが、業績改善に伴い+20円も増配され、株主還元の姿勢はとても高く安心していられます。100株の場合は年額18,000円でしたので利回りが5%超と良い数字を出しています。
株価は2,000円前後を推移していましたが、2023年に入ってから上昇トレンドに乗っており、2,800円の壁もあっさり突破し、直近10年の中では3,500円超の最高値に挑戦しているところです。当面は3,000円台を維持しつつ、上値に挑戦していく動きを期待したいですね。