(株)ニッスイ【1332】
水産業の大手企業で食品を主に取り扱っており、養殖事業も手掛けています。
どんな会社?
1911年に創業し、100年以上も続く老舗企業です。2022年12月1日に日本水産(株)からニッスイに商号を変更しています。事業としては水産事業や食品事業、ファインケミカル事業の3本柱で展開しています。
水産事業は、国内養殖だけでなく、南米にも拠点を持っており、グローバル化が進められています。
食品事業は、一般消費者にも馴染み深いさば缶やおさかなソーセージ、冷凍食品など幅広いラインナップを取り揃えており、グループ全体の売上高の50%超は食品事業から生み出されています。
ファインケミカルはEPA関連で、イワシなどの青魚に含まれるオメガ3系統の必須脂肪酸が含まれており、体内で作られにくいため食物として摂取することが推奨されています。ただ、事業規模としては非常に小さく全体売上の4%程度に留まります。
株式情報
本社は東京都港区に位置し、決算月は3月です。
株主優待は自社製品の詰め合わせが頂け、配当金もでていますので、それぞれを紹介していきます。
株主優待
権利確定月:3月 年1回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
500株 | ¥3,000 |
1,000株 | ¥5,000 |
権利区分は2つあり、株主優待の権利が得られるのは500株以上なのでご注意ください。1,000株の場合は利回りが少し下がってしまうので優待目当てであれば500株がオススメです。
こちらは実際に届いた株主優待品ですが、3,000円相当は定価による算出です。スーパー等の割引販売を加味すると実質2,000円程度になるかもしれません。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥665 | 2023年7月時点 |
500株 | ¥332,500 | |
株主優待 | ¥3,000 | |
配当金 | ¥10,000 | |
利回り | 3.91% |
1株あたりの単価は低いですが、株主優待の権利を得るには500株の30万円超の投資金額が必要となります。
株主優待の金額は、公式HPに沿って3,000円と仮定しておきます。配当金は比較的に高く約3.0%も出ていますので、配当金目当てでの検討されるのも良いと思います。それぞれを合わせた総利回りは約3.9%と中々の数値を出しています。
ここ数ヶ月の株価推移を見ると上昇トレンドに入っているようにも見えますが、750~800円前後に重そうなラインが見えています。事業規模の大きさや食料品という安定事業を担っていることを鑑みて、投資判断をしていきたいですね。