ロイヤルホールディングス(株)【8179】
外食の老舗であるロイヤルホストを運営している企業です。高級志向のレストランとして有名で、料理の質が高く外れの安定感が利用者として大変ありがたいです。
どんな会社?
外食産業として知名度が高く、株主優待の人気度も非常に高いですが、事業の柱としては外食事業、コントラクト事業、ホテル事業、食品事業の4つを展開しています。
外食事業
上述したとおりロイヤルホストを運営しており、非常に人気の高いレストランです。
厨房にシェフがいることでも有名で、料理のクオリティはチェーン店の中では群を抜いています。ホテルレストランなどの料理は当然ながら美味しいですが、その分値段も高価格です。それに劣らないクオリティの料理を、安価に提供しているのがロイヤルホストです。
一般的なファミリーレストランと比べれば若干高めで高級志向ではありますが、気軽に入れてハイクオリティの料理が出てくるという地位を確立しています。
その他にも、サラダバーに特化している「シズラー」、若年層に人気のある「シェーキーズ」やワンコインで食べられる「天丼てんや」なども展開しています。
我が家ではシズラーが大好きなので、株主優待券はシズラーで全て消化してしまいます。
なお、セグメント別の売上高は外食産業が約5割程を占めています。
コントラクト事業
聞きなれない言葉ではありますが、簡単に言うと空間プロデュースのことを指します。
社員食堂などがありますが、ロイヤルホールディングスは社員レストランに地位を上げています。
空港内にもレストランを多く展開し、高速道路内のサービスエリア等のレストラン事業も担っています。ご当地メニューなど、地域に貢献した運営を行い観光客へのサービスを提供しています。
ホテル事業
リッチモンドホテルを運営しており、ビジネスホテルとして非常に多くの支持を得ています。
朝食に力を注いでおり、シズラーが朝食となっているホテルもあり、グループ間同士のシナジー効果も発揮しています。
ビジネスホテルを選ぶ一つの目安として朝食は重要な要素ですね。出張等で利用されるケースが多いと思いますが、朝ごはんがしっかりしているとモチベーションも高まりますから。
もちろん、このクオリティの高さから観光利用としても大いに人気があります。
なお、売上高は外食産業が高いですが、経常利益としてはホテル事業がトップであり、ロイヤルホールディングスの一番の稼ぎ頭となっています。
食品事業
東京・福岡県の2拠点でセントラルキッチン方式で運営を行っており、
業務食、洋菓子、パン、スイートポテト、冷凍ケーキなどの食品を製造しています。
また、2019年からは「ロイヤルデリ」というブランドを立ち上げ、レストラン品質のフローズンミールを本格的に製造しています。
この中食スタイルは各事業主が多く参入しているので、生き残りブランドを確立できるのか注視したいところですね。
株式情報
本社は東京都世田谷区に構えており、決算月は12月です。
市場は東証一部で、株主優待や配当金を見ていきましょう。
株主優待
権利確定月:6月 12月 年2回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
100株 | ¥500 |
500株 | ¥5,000 |
1,000株 | ¥12,000 |
ここの株主優待は珍しく、保有数が多くなればなるほど株主優待額も増えていきます。
普通は比例か減少傾向が多いんですけどね。
そのため、保有するのであれば1,000株が一番利回りが高くなります。
ただ、株価も高いので中々手が出しにくい銘柄でもあります。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥2,107 | 2021年10月時点 |
1,000株 | ¥2,107,000 | |
株主優待 | ¥24,000 | |
配当金 | ¥0 | |
利回り | 1.14% |
利回りは上表のとおり、約1.1%と非常に低くなっています。
コロナ禍もあり、2019年までは1株28円の配当金が出ていましたが、2020年は無配へ転落しました。
配当金が出ている場合は約2.5%となり、6月と12月銘柄としては魅力度が上がるのですが・・・。
コロナ禍という一過性の事態でもあり、配当性向40%という方針には変わりがないため、復配には期待できそうです。
ロイヤルホールディングスのレイストランは総じて好きな店舗なので、引き続き応援していきたいです。