株の植え方。

運用スタイルは中長期です。株の成長・収穫の過程をお届けします。

【3598】山喜 株主優待が届きました。

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山喜から株主優待が届きました。

山喜(株)【3598】

ワイシャツやカジュアルシャツを製造販売しています。株主優待の改悪が行われてから魅力度は大きく下落しました。夏向けの商品が多く冬向けの新規開拓が急務です。

どんな会社?

紳士用ドレスシャツやカジュアルシャツを展開している企業で、ネットショップ展開を主軸としています。実店舗もありましたが東京都内は軒並み閉店しています。

2020年以前はネットショップも使いづらく、ユーザビリティが皆無なサイトでしたが、2021年からはリニューアルされて利用しやすくなりました。ただ、サイトが重く不要バナーがずっと出続けたりと快適性が高いとは言えません。

AmazonやYahoo、楽天等のECサイトに慣れてしまっているので、企業独自のECサイトは使い勝手の良さはあまり感じられないといったのが正直なところです。

株式情報

本社は大阪府大阪市に位置し、決算月は3月です。東証スタンダードに上場しており、株主優待は自社商品に使える商品券が頂けます。配当金は出ていませんが、それぞれを紹介します。

株主優待

権利確定月:3月 9月 年2回

保有数 株主優待
100株 ¥1,000
200株 ¥1,000
400株 ¥2,500
2,000株 ¥5,000
6,000株 ¥7,500
10,000株 ¥12,500

権利区分は多数あり一番高利回りなのは100株ですが、1,000円の商品はほぼないので、目指すなら2,500円がオススメです。以前までは200株で2,500円が頂けていましたが、現在は400株以上からになりました。

実際に頂いた2,500円分の株主優待券です。2,500円のシャツとなると値段相応感は否めません。

実際に頂いた2,500円分の株主優待券です。
2,500円のシャツとなると値段相応感は否めません。

400株以上だと”オーダーシャツ割引券2,500円”も贈呈されますが、今まで使用したことはありません。発行枚数に対して何枚利用されたのかが公表されれば面白いんですけどね。

基本的にはオンラインストアで使用となりますが、別途送料がかかるため送料無料の商品を狙うのもオススメです。もちろんその動向は企業側も想定しているため2,500円の送料無料の商品が多数販売されています。1,000円の商品で送料無料はありませんので、株主優待だけで商品を頂く場合は400株がマストです。

1商品につき3枚までの制限が設けられています。最大で7,500円分の商品が無料で頂けます。

1商品につき3枚までの制限が設けられています。
最大で7,500円分の商品が無料で頂けます。

使用制限は1商品に対して3枚までとなっており、3名義保有だと7,500円分の商品まで無料で贈呈されます。ただ、注文画面ではシリアルコードの入力箇所が3つだけなので、実質的に会計毎かもしれません。

シャツ

送料無料の商品で2,500円のシャツを頂きました。はるやまの優待で貰ったシャツの方が何倍もクオリティが高いです。

送料無料の商品で2,500円のシャツを頂きました。
はるやまの優待で貰ったシャツの方が何倍もクオリティが高いです。

こちらは2,500円の株主優待券のみで頂いた商品です。社会人なのでシャツは必需品ですが、値段相応で質は良くありません。はるやまの株主優待で頂けるシャツはお値段が高いだけあってハイクオリティなので、そちらをオススメしたいです。

シャツに限らずラインナップは多数ありますが、送料無料もなくなり株主優待のお得感がほぼ消え去ってしまいます。

ベルト・靴下
avvのワンタッチベルトです。
スタイルワークの靴下です。
株主優待券を3枚でベルトと靴下を購入しました。
7,000円以上で送料無料です。

ベルトはavvで1本3,000円でした。靴下は定期的に購入している商品で税込1,650円と中々の高額商品です。株主優待券がなければ買わない製品ですが、質感は中々なのでビジネスマンであればオススメです。

利回り

項目 金額 備考
1株 ¥162 2024年1月時点
400株 ¥64,800  
株主優待 ¥5,000  
配当金 ¥0  
利回り 7.72%  

1株単価は100円台と非常に安く、400株を保有しても約6万円の投資金額です。それに対して株主優待は5,000円分も頂けるので利回りは7.7%超と高還元銘柄です。

株価は停滞期から抜け出しつつあり、一時は200円を超えました。売上高や利益は確保できる見通しで、まずは安定的に200円台を推移できるかが正念場です。2021年と2022年は2期連続で10億円超の赤字も出しましたが、2023年以降は黒字に戻しています。それでも安全ラインからは程遠く、株主優待の改悪や配当金も無配に転落してしまったのは致し方ない状況です。

投資金額は低く利回りも魅力的ですが、リスクの高さは依然として存在しています。10年以上は株主優待が実施される!という見込みを持てるか等で検討されるのをオススメします。