クオールホールディングス(株)【3034】
全国展開している調剤薬局で、ローソンやビックカメラ等で共同出店も展開しています。
どんな会社?
2022年に30周年を迎えた調剤薬局で、市場規模では上位に位置しています。調剤薬局事業と医療関連事業の2本柱で事業展開をしています。
一般的になじみ深いのは調剤薬局事業になりますが、それぞれにコンセプトを掲げており、他企業との連携も密に行われています。
地域密着のかかりつけはクオール薬局
「街ナカ」薬局はローソン
「駅チカ」薬局はビックカメラ
「駅ナカ」薬局は小田急・東急
生活者にとって利便性の高い立地にこだわって出店を攻勢しており、いつでも気軽に健康や医療の情報を得られる体制を構築しています。地域貢献という点から見ても社会にかけがえのない存在となっています。
株式情報
本社は東京都港区に位置し、決算月は3月です。
株主優待は自社PB商品が頂け、配当金もしっかり出ている傾向です。それぞれを見ていきましょう。
株主優待
権利確定月:3月 年1回
保有数 | 株主優待 | 1年以上 |
---|---|---|
100株 | ¥3,000 | ¥5,000 |
500株 | ¥5,000 | ¥7,000 |
区分は100株と500株の2つありますが、利回りを考えると100株がオススメです。1年以上保有した場合は長期特典としてカタログ商品を1点追加できます。
商品カタログは「おいしいビタミンCできました」と「食物繊維うまーい青汁」の2つが基本的なラインナップとなっています。2022年からはWEB申込特典も追加され、水分補充のうるおいクリームがサービスで貰えました。
”食物せんいのうまーい青汁”を頂いたこともありますが、圧倒的な早さでなくなったのは”おいしいビタミンCできました”でした。口の中に入れるとすぐに溶ける口腔内崩壊錠のようなもので、水なしでスッと消えてなくなります。そして想像以上に美味しいです。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,833 | 2023年6月時点 |
100株 | ¥183,300 | |
株主優待 | ¥5,000 | |
配当金 | ¥3,000 | |
利回り | 4.36% |
株主優待の長期保有は実質6,000円相当ですが、公式が5,000円相当としているので、それで計算しています。配当金も単体では約1.6%と低めですが、総利回りは約4.3%と中々の数値です。
株価は1,300円前後を推移していましたが、2023年5月16日付で第一三共株式会社の子会社である「第一三共エスファ」の譲渡契約を締結したことを好感して、暴騰しました。
高値圏である2,400円前後を目指し、今後の動向を期待したいところです。なお、薬局業態に係る株主優待は自社店舗で使用できる商品券の方が人気が高いため、優待カタログのラインナップに興味がない方は魅力度はかなり下がります。